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かつら工場への出張報告

こんにちは。

ヘアエピテーゼ協会広報koziです。

今日は、医療用かつら・ヘアエピテーゼの製作工場への出張のご報告です。

今回は、患者さん達から出た、細かなリクエストを工場側にお伝えし、より快適に過ごせるように改良をお願いして来ました。

中国の道

場所は、こんな広大な風景が広がる、中国の奥地です。

街からは、高速道路を飛ばして1時間30分程。

車や道路状態が日本程整っていないので、ちょっと車酔いしちゃいました。


でも、一本一本、毛を手で植えていくヘアエピテーゼを、どんな人たちがどんな行程を追って作って下さっているのか、今回初めて目の当たりにして、やっぱりよかったです。

機械でバーッと縫ってしまえば、それこそ時間や手間はかかりませんが、スタイルの自由は利きません。

人の手で何日もかけて一本一本、細い針で縫い付けていくからこそ、分け目が自由に付けられたり、再現美容師がカットでスタイルを作ったりできるのです。

人の手で丁寧に作っていただいたヘアエピテーゼを最大限に生かせるように、私たちは丁寧にカットして、大切な患者さんたちのカラダの一部になってもらわなければなりません。

プロの手による、こまめなメンテナンスはさせていただきますが、患者さんたちにもセルフケアの方法をお伝えしてご自分の一部のように大事に扱っていただければ、ずっときれいな状態をキープできるはず。



医療用かつらを「大量生産の使い捨てのモノ」でなく、女性の一部として大切に考えていきたい私たち。

多くの人の想いと絆の存在が大切なんだな~、と深く感じた旅でした。





茶器
ホテルに置いてあった茶器。かわいいですね。



ジャスミン茶
おみやげに買った茉莉千日紅。ジャスミンティーです。センターの赤い花は千日紅。










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春のケアサポート・イベントのご紹介です

広報担当koziです。

先日は、早春の南房総・千倉に行って来ました。


スイセン

まだ枯れ葉ばかりの土手に、スイセンの花が群生して咲いていて、そこだけ春が来ていました。

寒い空に向かって一生懸命手を伸ばしているような葉や花は、頑張ってるな~と思わせる風景でした。

さて、これから春を迎え、各地で様々なイベントが行われるようです。

今日は、先日「素敵にアロマテラピー」の記事でご紹介した乳がん患者会、Ruban Roseさんご参加のイベントをご紹介しましょう。

アロマやハーブティーを取り入れたケアサポート活動をなさっています。


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以下ブログより引用です
<■2/26(日)岩手県山田町 アロマトリートメントイベント

東日本大震災の被災地支援を続けている東北救済プロジェクトさんのアロマト
リートメントイベントに、Ruban Roseが参加いたします。
場所は岩手県山田町。2月末という事でかなりの寒さかと思いますが、多くの方
の手を取り、暖めながら癒して差しあげたいです。

Ruban Roseとしては、いわき、南三陸に続いて3回目の被災地支援イベント参加
となります。

■3/25(日)ピンクリボンウオーク2012

乳房健康研究会主催のピンクリボンウオーク2012が、都立日比谷公園(東京都千
代田区)で開催されます。

日比谷公園を起点に、皇居周辺を2km、5km、10kmと3種類のコースで都心をさわ
やかにウオーキングするスポーツイベントの他、トークイベ ント、ブレストケ
ア相談コーナー、ハンドケアマッサージ&ネイルコーナー等、多彩なサブイベン
トがございます。

当日はRuban Roseも出展に参加し、ハーブティーの試飲販売、書籍の紹介等を予
定しております。>

乳がん患者さん向けのアロマ本、「素敵にアロマテラピー」も、こちらで手に入るそうです。

Ruban Roseさんのブログはコチラです。http://blog.goo.ne.jp/rubanrose-/e/38456ccd23930679099d6ae8a65afcba

認定NPO法人乳房健康研究会主催の第11回ミニウォーク&ランフォーブレストケア/ピンクリボンウォーク2012の詳細はこちらです。
http://www.breastcare.jp/event/walk2012_hibiya/index.html

| ニュース&イベント情報 | 13:34 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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乳がんの人の心と体に~素敵にアロマテラピー

四葉
こんにちは。本部広報のkoziです。今日も寒いですね。

今日は、二人の乳がん患者が書いた、アロマテラピーの本をご紹介をしたいと思います。
本のタイトルは、「乳がんのひとの心と体に 素敵にアロマテラピー」
千葉治子・飯田智子著 Ruban Rose協力 保険同人社

アロマブック3


病名を告げられた瞬間から始まる、乳がん患者としての心と体のトラブルを、アロマやハーブでセルフケアし、前向きに生きて行けるように手伝ってくれる素敵な本です。

著者のお二人は、メディカルアロマを学ばれ、乳がん患者会Ryuban Rose(フランス語でピンクリボン)でアロマ&ハーブの講習会を始め、患者さんのケア活動をなさって来ました。http://blog.goo.ne.jp/rubanrose-



私は、雑誌や書籍の撮影経験があり、また、アロマ講習会参加のご縁から、今回のスタイリングを少しお手伝いさせていただきました。

この本の出版が決まった時に、千葉さんがブログにお書きになった想いが素敵なので、一部掲載させていただきますね。


【私の希望していた本とは・・・・ 乳がんを告知されてショックを受けながらも 乳がんって何??と本屋さんに立ち寄ったとき

思わず手に取りたくなるような美しい本があって 

しかも 乳がん体験者自身が書いていて 

乳がんになっても大丈夫よ!!!というメッセージがつたわるような本、

5年後の生存率は何パーセントなんて書いてあるような本ではなく 

辛いときでもこんなアロマで楽になれるんだ~~ 

アロマ初心者でも心配なくアロマをやってみようかなと思ってくださるような

優しい本、 自分は一人ではなく同じ病気になった人たちでも

こんなに生き生きと自分らしい生活を楽しんでいるんだ、

自分もがんばろぉ~と思ってくださるような本

そんな イメージを作っておりました。】

千葉さんは、この本の発行に間に合わず昨年お亡くなりになりましたが、共著者の飯田さんを始め多くの方の協力で、素敵な本に仕上がっています。

私の育てたバラ達も、紙面を飾ることができました。
アロマブック2
アロマブック1



1月28日に行われたアロマの講習会は、出版元の保険同人社で行われました。

アロマクリーム
これは、その時に作り方を教えていただいた、保湿クリームと感染症予防のルームスプレーです。


保険同人社は、「暮らしと健康」という雑誌を出版されており、昨年の10月号の連載「医療を担う」のページにヘアエピテーゼ協会の「再現美容師」をとりあげていただいています。

またまた、素敵な偶然を感じた1日となりました。




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再現美容師としての覚悟

こんにちは。本部広報のkoziです。

本日は、昨日行われたNPO法人ヘアエピテーゼ協会:東日本支部の定例会のご報告をさせていただきます。



私たちの協会では、各支部の再現美容師たちが定期的に集まって、ミーティングを行っています。

今回の会場は、恵比寿ガーデンプレイス内の会議室。
裏庭のちいさな花壇には桜草が咲き、日だまりの中、早春の訪れを告げていました。

桜草



さて、寒い外とは一転、会議室に入ると熱い議論が始まります。

定例会

どうすればもっと頭にフィットするようにお直しができるか?
患者さんの頭のフォルムに合わせるボリューム調整はどうカットすればいいか?そのためには、ウイッグ自体をどう改良すればいいか?など、ウイッグ本体の議論に始まり、
生活に合わせてどんなスタイルをご提案すればいいか、事前の自髪カットや治療後のくせ毛や白髪の対応はどうすればいいかまで、各自のキャリアや経験を元に、いろいろな改善策が語り合われます。

また、経験者から新人に向け、先輩から引き継いだノウハウや新しい情報を加えての指導も行われます。



なかなか通常では、美容室の垣根を越えたノウハウの共有や、患者さんからの直接の声を元にしたかつらの改良はできません。

いつも熱く語り合うメンバーを目にする度に、「患者さんの為にという同じ志のあるNPOのメンバーだからこそ生まれる絆だな。」とちょっとうれしくなります。


            

そんな中、今回心に残った発言は、東日本支部長の木野さんのお話でした。

「アンジェリーク」という、今では患者さんから絶大なる支持をいただいているサロンのオーナーでもある木野さんですが、ヘアエピテーゼを使った再現美容を始めたばかりの頃は、怖くてヘアエピテーゼにハサミが入れられなかったと話します。

かつらは人間の髪とは違う植え方なので、どんなに経験のある美容師でも、今までのサロンワークと同じ切り方では対応がむずかしいといいます。しかも、ヘアエピテーゼはけして安価なかつらではありません。。。

ある日、カット前のヘアエピテーゼを装着した患者さんを前にしてハサミを入れることを躊躇していた木野さんに、患者さんが声を発しました。

「ここを切ってください。」

木野さんは思い切ってざくっと切りました。

「ここも。」「こっちも。」

患者さんに指示されるままカットを続けた木野さん。

今まで自分の方からヘアスタイルを提案して来たスタイリストとしてのプライドが崩れ、情けなくなった半面、それ以降気持ちが吹っ切れ、思い切って新しいとらえ方でかつらのカットができるようになったといいます。

「患者さんは生きるか死ぬかの気持ちで治療に向かうために、医療用ウイッグを作りにいらっしゃる。
それに対して、自分は逃げてはいけない。髪の部分だけでも心配ないように、守ってさしあげないと。」

そんな、再現美容師としての覚悟ができた瞬間でした。



スタイルがなく、カットしながら作って行くヘアエピテーゼは、その人のスタイルに近いかつらを作ることが可能です。

が、半面、だれにでも簡単にできるわけではありません。

木野さんのように覚悟を決め、患者さんと伴走する意識と熱意が不可欠です。

昨日恵比寿に集まったメンバーも、改めてそのことを胸に、新たな気持ちで新年初の定例会を終了しました。

ロブション

外に出るとパン屋さんのショーウインドーには、バレンタインデーのディスプレイが。

ころんとしたピンクのハートが、あたたかい気持ちにしてくれます。

昨日ふたつ目にみつけた、ちいさな春でした。






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